半月がサモス島の午後の空に浮かんでいた。そしてアリスタルコスは、他の誰にも見えないものを見ていた——天を測る宇宙の三角形を。

アリスタルコスが太陽までの距離を計算した日

ギリシャの天文学者の独創的な幾何学が、宇宙は誰もが想像していたよりもはるかに広大であることを明らかにした

アリスタルコスは単純な幾何学と半月を使って太陽までの距離を計算した——そしてその発見によって、異端の罪で告発されかけた。

半月がサモス島の午後の空に浮かんでいた。アリスタルコスは弟子たちが不安になるほどの強い眼差しでそれを見つめていた。それはありふれた光景だった——上弦の月が昼間の空に見えている。だがこの天文学者には、他の誰にも見えないものが見えていた。宇宙の三角形が。

時は紀元前270年頃。サモスのアリスタルコスは、大胆不敵な試みに挑もうとしていた。己の目と単純な幾何学、そして月食時の地球の影だけを使って、天そのものを測ろうというのだ。

彼の論理は優雅だった。月がちょうど半分だけ照らされているとき、太陽、月、地球がなす角度は正確に90度でなければならない。地球から見た太陽と月の間の角度を測れば、それぞれの距離の比を計算できる。それはまさにユークリッド幾何学を宇宙に適用したもの——虚空へと伸びる数学の梯子だった。

アリスタルコスは測定結果を注意深く記録した。その角度は約87度と判定された。この結果から、彼は太陽が月よりもおよそ18倍から20倍遠いと結論づけた。彼は間違っていた——真の比率は400に近い——しかし、その方法は完璧だった。誤差が生じたのは、肉眼でそのような微妙な角度を測定することの困難さゆえだった。

💡 アリスタルコスはコペルニクスより1800年も前に地動説を提唱したが、クレアンテスというストア派の哲学者が不敬罪で彼を訴追しようとした——ただし、正式な告発が行われることはなかった。