もし街じゅうの人が何もかもやめて、みんなでいっしょに大そうじをしたら?
カリュンテリア祭:アテナイの大そうじ大会!
古代都市がみんなで女神の神殿をピカピカにみがいた日!
古代アテナイには、アテナ女神の像と神殿をそうじするための特別なお祭りの日があったんだ!
もし街じゅうでたった一日だけ、みんなでそうじをする日があって、それがすっごく楽しかったら? 古代アテナイでは毎年5月の終わりごろ、「カリュンテリア祭」というお祭りで、まさにそれをやっていたんだ!
これはふつうのそうじの日じゃなかったよ。アテナイの人たちはパルテノン神殿——ギリシャじゅうでいちばん有名な神殿——に集まって、大好きな女神アテナの像をそうじしたんだ! アテナは知恵の女神で、街を守ってくれる存在だったんだよ。
でもね、これは自分の部屋をそうじするのとはわけがちがう。これは大まじめな大仕事だったんだ! 巫女たちはアテナの美しい金色のころもや宝石を、ていねいにそっとはずしたの。それから像を洗って、新品みたいにキラキラ輝くまでみがきあげたんだよ!
おもしろいのはここから。像をそうじしている間、神殿は「おやすみ中」だったの。だれもお祈りできなかったんだ! アテナイの人たちは、この間アテナは「おでかけ中」で、自分のおうちがきれいになるのを待っていると信じていたんだって。
💡 パルテノン神殿のアテナ像には、なんと1,000キログラム以上の純金がつかわれていたの——小さな車より重いんだよ! ていねいにそうじしたのも当然だよね!